徳島の弁護士に依頼したい!遺産相続でよくあるトラブル事例

相続人同士の意見が対立したケース

遺産相続では、相続人同士の意見が対立して協議が進まないケースがあります。例えば、父親の遺産である実家に住む相続人がいて、他の相続人が売却・利益分配を希望する事例などです。

また、親の介護をしていた相続人と、一切介護に関与しなかった他の相続人とで、分配の割合に不満が生じることも少なくありません。とくに、介護をしていた相続人が「自分が多く受け取るべき」といった主張をしても、他の相続人が「公平に分けるべき」と反対するケースが多いです。

遺言書の有効性をめぐる争いとは?

遺言書の有効性をめぐる争いとして、「形式不備による無効の主張」があります。日付の漏れや署名、押印がないといった不備があった場合、遺言が無効であると主張することができるのです。また、遺言を残す人に認知症があったり、精神疾患があったりするなど、「意思能力がない」と判断され、遺言無効の訴訟に発展するケースがあります。

なお自筆証書遺言の場合は、特定の相続人が内容を書き変えるといったトラブルもあります。筆跡が本人と違うといった点で論争に発展するのです。

遺産の使い込みが発覚した場合の対処法

万が一遺産の使い込みが発覚した場合、まずは使い込みを証明するためにも証拠を確保しましょう。通帳の記録や、預貯金の引き出し履歴などは必須です。そのうえで、きちんと相続人同士で話し合いをしてください。

話し合いの場では、使い込みに関する事実確認をして、本人に説明を求めましょう。話し合いで解決できない場合には弁護士を介入させたり、法的な手続きでの解決が必要となります。悪質であれば、使い込んだ金額の全額返還を求められます。

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