徳島県の法律事務所に相談する前にチェック!遺産分割の方法とそれぞれの特徴

現物分割・換価分割・代償分割の違い
現物分割は、財産をそのまま分割する方法であり、比較的簡単に相続できるのが特徴。長男が自宅、次男が土地、長女が預貯金といった形で相続できます。
換価分割は、財産を売却して得た利益を分割する方法です。公平に分けやすいものの、売却までに時間がかかるケースがあるため注意してください。なお代償分割とは、特定の相続人が財産を取得して、他の相続人に代償金を支払うといった方法です。財産を売却せずに済むのがメリットです。
不動産を相続する際のポイントとは?
不動産を相続する際には、登記の名義変更を忘れないようにしましょう。相続登記として、きちんと名義変更をしないと、罰則が科せられる恐れがあります。また、遺産の分割方法も決定しなければなりません。
不動産をそのまま相続するのか、売却して現金を分割するのか、など相続人同士で明確にしておかないと、トラブルに発展してしまう恐れがあります。また固定資産税の存在にも目を向けたうえで、対策をしましょう。公平に分割できる方法を話し合い、相続トラブルを防ぐことが重要です。
相続財産の評価額の決め方を解説
相続財産の評価額は、財産の種類によって大きく異なります。土地や建物の場合は固定資産税評価額をもとに計算されることが一般的であり、預貯金は相続開始日時点の残高および死亡後に発生した利息で評価されます。
株式の場合は上場株式であれば、死亡日の終値もしくは過去3か月の平均値などで評価することが一般的です。なお、非上場株式の場合は会社の純資産や利益などで評価されるため、専門家に査定を依頼する必要があるでしょう。