徳島で評判の弁護士に相談しよう!親の遺産を巡るトラブルと解決策

介護に貢献した子の相続分は増えるのか?
親の介護に貢献した子どもは、相続分を増やせる場合があります。「寄与分」と呼ばれる制度を使えば、被相続人に対して何らかの後見をした相続人に対して、相続分を増やすことが可能とされています。
介護は、被相続人に対する特別な貢献であると判断されるため、法定相続分に上乗せすることが可能です。長期間にわたって無償で介護を続けていたり、ヘルパーを雇うよりも経済的負担を軽減したと証明できたりする場合は、とくに寄与分が認められやすくなります。
遺言書不存在時の法的手続きの進め方
遺言書が存在しない場合には、戸籍謄本を取得して法廷相続人を確定しましょう。例外なく配偶者は相続人に該当します。子や親が直系尊属であれば相続人として該当しますが、兄弟や姉妹は状況によって異なるため注意してください。
遺言書がない場合には、相続する財産を調査しなければならないため、銀行の取引履歴や預貯金、負債の状況を確認しましょう。なお、遺産の分割方法は協議でまとめることが一般的ですが、仮に話し合いで解決しない場合には、家庭裁判所に申し立てる必要があります。
弁護士に依頼する際の効果と費用負担
相続について弁護士へ相談することで、遺産分割をスムーズに進めやすくなります。協議で解決しやすくなるため、法的なトラブルにまで発展するリスクも軽減できるでしょう。仮に調停や裁判になっても、弁護士が本人に代わって代理で対応してくれるため、手間がかかることもありません。
ただし、費用がかかるといったデメリットもあります。相談料は1回あたり5000円~1万円程度としていることが多く、着手金が10万円~50万円、成功報酬が10~20%徴収されます。