徳島でおすすめの弁護士相談!遺産相続で土地をめぐるトラブルとは?

共有名義にするリスクと解決策について

共有名義にするリスクは、売却や活用が困難になることです。共有名義の場合、仮に財産を売却したり、賃貸に出したりしたいと検討しても、共有者全員の同意がないと進められません。

そのため、不動産を相続した際には、共有を解消することをおすすめします。共有者の一人が他の共有者の持分を買い取って単独名義にするのです。買い取る資金がない場合には、代償分割の手法を検討しましょう。全員に公平な分配が可能となるため、トラブルを防ぎやすくなります。

土地を売却する際の注意点と対策方法

土地を売却する際には、土地の権利関係を明確にしておきましょう。登記簿謄本や相続登記の状況などを把握しておき、必要に応じて対応を進める必要があります。なお土地の評価額は、固定資産税評価額だけではなく、路線価や市場価格でも調査が必要です。

正しい売却価格を設定しないとトラブルになったり、意図しない脱税につながったりする恐れがあるため注意してください。土地を売却する際には、仲介手数料や測量費用、登記費用などのお金がかかることも忘れないようにしましょう。

不動産を巡る遺産分割の方法と注意点

不動産の遺産分割方法としては、現物分割として不動産をそのまま分ける方法があります。具体的には「長男が建物、次男が土地を相続する」といったものです。しかし公平に分けにくいうえに、それぞれの価値に差があると不満が生じるため注意しましょう。

比較的公平に分けやすいのが換価分割です。不動産を売却して、現金化してから分配するといった方法です。ただ、すぐに売却できるとは限らず、固定資産税などの負担が生じる恐れもあるため注意してください。

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